子供の寝かしつけは、子育て中のパパやママにとって、一日の最後の大仕事の一つですよね。その方法の一つとして、絵本を使った寝かしつけがあります。本記事では、筆者の体験に基づいて、絵本を活用した寝かしつけのコツをご紹介します。
なぜ寝かしつけをしているのか?
私の子供は、敏感な性質を持っており、入眠が苦手です。そのため、放っておくと日付が変わるくらいまで起きていて、最後にはまるで電池が切れたように寝落ちしてしまいます。こうなると、翌朝起きるのが難しくなり、翌日の活動にも大きな影響が出てしまいます。そこで、20時から22時くらいの間に寝かしつけをするという習慣をつけることにしました。
寝かしつけを行うことで、翌朝7時前にはすんなり起きられるようになり、一日のスタートをスムーズに切れるようになりました。私は、特に遅刻を防ぐためとか、仕事に強い情熱があるわけではありませんが、朝に子供がぐずぐずすることで感じるストレスが少なくなるので、「子供の寝かしつけ」は全ての親におすすめできる習慣だと思います。
なぜ絵本による寝かしつけなのか?
これまで、さまざまな方法で寝かしつけを試してきました。子供が3歳以前の頃は、抱っこして外を散歩していました。抱っこの際には、毛布やバスタオルなど何かしらの布を巻いていました。この方法は、子供が先に寝るか、自分の体力が尽きるかのパワーゲームです。一時間外を散歩しても寝なくて、諦めたこともありました。ただ、この方法のいい点は、自分の体重がみるみる減ることです。毎日、重い荷物を背負って1時間歩けば、誰でも痩せるということを実感しました。この方法には体力が必要なので、ママよりもパパの方が向いているかもしれません。
しかし、子供の体重が増えて抱っこが辛くなってきたため、次は自転車を使うことにしました。子乗せ付き自転車の説明書には「寝たまま子供を乗せないでください」とありましたが、心の中で「寝たらすぐ降ろすから許して」と唱えながら寝かしつけを続けました。この方法は、とても快適で最高でした。夜風に当たりながら鼻歌を口ずさんで自転車を漕ぐのは楽しかったです。ただ、歩かない分体力は使わず、痩せることはありませんでした。また、夜道を走るため、事故のリスクがあることからこの方法はやめることにしました。そこで、屋内でできる寝かしつけ方法が良いと考え、さらに子供が年少さんになり、物語を少しずつ楽しめるようになったのをきっかけに、絵本を使った寝かしつけを始めることにしました。
絵本による寝かしつけのコツ
絵本による寝かしつけのコツは、毎週異なる絵本を図書館や保育園・幼稚園などで何冊か借りて、読む絵本を変えることです。やり方自体は特別な工夫をするわけではなく、布団の中で仰向けになって絵本を読むだけです。ネットで調べると、寝かしつけには「おやすみ関連」の絵本が良いと紹介されることが多いですが、私自身の経験では、そういった絵本で寝かしつけがうまくいったことはありません。むしろ、子供が物語を楽しめる絵本を読む方が、集中して聞いてくれるため、寝かしつけがスムーズに進む印象があります。
結局のところ、どんな絵本が子供に合うかは、実際に読んでみないとわからないことが多いです。そのため、なるべく多くの絵本を用意して、少しずつ読み聞かせることで、子供が飽きずに楽しめるのではないかと思います。興奮する内容の物語は寝かしつけに不適切だという意見もありますが、私の経験では、あまり気にせず何でも読んで大丈夫です。
よく紹介される絵本に『おやすみロジャー』がありますが、この絵本は確かに寝ることはできるものの、物語が面白くなく、1ページあたりの文字数が多いため、リズムよく読むのが難しいという欠点があります。そのため、何度も読みたくなるような絵本とは言い難いです。
おわりに
図書館や保育園・幼稚園では、絵本を借りることができます。絵本を読むことは、言葉の発達にも良い影響があると思うので、さまざまな絵本を読み聞かせる習慣をつけると良いでしょう。ちなみに、年齢別のおすすめ絵本も紹介していますので、ぜひご覧ください。
親も子供も楽しみがなければ、なかなか継続は難しいですよね。絵本には、親が読んでも面白いものがたくさんあります。育児書や大手ホームページ、医師や有識者の意見にとらわれず、自由に楽しいものを読み、楽しい時間を過ごすことが幸せだと思います。ぜひ、子供と一緒に寝室で楽しい時間を過ごしてください。
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