母性と父性という言葉あります。母性は、普通に生活している人が想像するイメージと言葉のニュアンスが同じですが、父性という言葉は、普通の人が生活している間に身に着ける感性と違うニュアンスです。そこで、今回の記事では、父性について注目して説明することで、子育ての講演を聞く際の皆さんの助けになればと思います。
メルカリ




父性と母性が出てくる話題
私が聞きに行った講演は、発達の各段階で、子供にどのような関りが必要か?というテーマでした。講演の内容としては、発達の段階で、子供がどのような能力を獲得していくかの説明と、各発達の段階での養育者の関りについての説明でした。内容としては、インディアンの子育て四訓「1.乳児の時は、肌身離さず、2.幼児の時は、肌を離して手を離さず、3.少年の時は、手を離して目を離さず、4.青年の時は、目を離して心を離さず」が大事ですよということでした。この講演中に、母性と父性のバランスの話が出てきて、何となく腑に落ちない感じがしました。
何にひっかかったのか?
母性は、「子どもを守ること、母親らしい役割」を指すとうことで、何となくこれは、良き母親像と重なるところがあります。ですので、父性という言葉は、当然ながら良き父親像という意味なのかと思っていました。良き父親のイメージとしては、子供のことを大切にしながら、社会に子供を出すように促していく、性質であると思っていました。一方で、講演では、父性は母性の対立として話していました。父親と母親は、対立するものなの?という疑問がありました。
父性に対する誤解
講演者は、子育て心理学の研究者だったので、父性について自分の中に誤解があることが分かりました。自分は、いつの間にか「父性」とは「良い父親の性質」、「母性」とは「良い母親の性質」と思い込んでいました。色々とgoogle検索したりしても、「父性とは、父親らしさ」と出てきて、何となく講演を聞いた際のニュアンスと一致する表現が見つかりませんでした。私が、子育て研究者の話を聞いて持った父性のニュアンスは、「子供に社会性を促す性質」です。また、母性とは、「子供の身体と心の安全を守る性質」です。ですので、父性とは、社会そのものを指して、母性とは、家庭を指す言葉という方が、感覚としては合っている気がします。多分心理学の人たちが持っているイメージは、そんな感じであると思います。
おわりに
子育てに関する講演は、結構地域の子育てセンターなど自治体が、無料で開催してくれていることも多いので、子育て中の方々には、とっても参考になるので、是非参加して、欲しいと思います。本ブログでは、他にも子育て関連の記事を書いているので、そちらも参考にしてみて下さい。



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